のぼりの生地の大半が「テトロンポンジ」という理由は?

By | 2019年10月15日

のぼり生地としては全体の9割の需要があるテトロンポンジ。

他を圧倒するその魅力は日本の商習慣にあった耐用期間と経済性にあります。

■テトロンポンジが好まれる4つの理由とは。

のぼりにはいくつかの役割があります。

代表的なところでは、①旗が風になびくことによる店頭の活性化と賑わいの演出。

②往来客の注目率をアップさせることによる入店誘致。

③裏抜け効果による高いコストパフォーマンス。

④初期投資のかからない経済性です。

資本力のある大手企業なら一度に数百万・数千万の投資が可能ですが、中小零細の企業ではそうはいきません。

テトロンポンジが需要の大半をしめるのは、すぐれた経済性と費用対効果にあります。

■耐用期間は短いが日本の商習慣にはちょうどいい。

テトロンポンジは、糸の密度が高く耐久性にすぐれたトロピカルなどにくらべると、耐用期間が3カ月と短期です。

しかし日本はもともと春夏秋冬の四季にあわせて新商品を開発したり、新メニューを発表したりといった商習慣があります。

イベントなどでのぼりが多用されるのも3カ月ごとです。

耐用期間の3カ月は、ちょうど良い長さであり、その分安価であれば、年4回の作り替えも負担にはなりません。

■屋内向けののぼりには、両面印刷ができるのぼりや超高級品とされる金糸を編み込んだのぼりもあります。

テトロンポンジが普及していったのは経済性と合理的・耐用期間とのバランスの良さです。

高いお金を投じても長期耐用ののぼりが欲しいというオーナーがいますが、市場全体としてみるとごくわずかな需要です。

今後もテトロンポンジが主役でありつづけることは間違いないでしょう。